絵本作家:堀内誠一
世界がもし100人の村だったら

世界がもし100人の村だったら (単行本)
池田 香代子:再話 C.ダグラス・ラミス:対訳
単行本: 64ページ
出版社: マガジンハウス (2001/12)
商品の寸法: 19 x 13.6 x 1.2 cm
世界を100人に縮めるとまったく違うあなたが見えてくる。インターネットで世界を駆けめぐった現代の民話。
【あらすじ】
世界がもし100人の村だったら、村民のうち1人が大学の教育を受け、2人がコンピューターをもっています。けれど、14人は文字が読めません。
日本に生まれ育った私たちがいかに恵まれているか、感じ、何かできないか、考えるきっかけとなる本です。イラストは山内マスミ。
▼世界がもし100人の村だったら
しずくのぼうけん
あらすじ 村のおばさんのバケツから、ぴしゃんとしずくは旅にでました。現代ポーランド一流作家の手になるとびきりモダンで楽しい絵本。(出版社 / 著者からの内容紹介)絵:ボフダン・ブテンコ
シンプルでユニーク
ごくごくシンプルな線と色づかい。とりたててかわいらしい絵というわけではないが、ほのぼのとしていて邪気がない。これだけ薄い本(7mm/24 p)なのに作りがしっかりしているのがいとおしい。裏表紙のしずく模様にはやられた〜(意図しないキュートというのか)。
レタリングとは
良くできた小説でさえ、文字組の悪さによっては読みにくくなり実際の実力より低く評価されてしまうこともある。絵本にとって文字は絵と同じように大切だ。それでも多くの絵本ではごくありふれた活字が使われ、文字は脇役に追いやられている。この「しずくのぼうけん」の文字は手描き。原作者が描いたと錯覚してしまうほど絵に「ぴったり」とあっている。けれどもこれは海外の絵本に日本人が訳をつけたもの。どうしてこんなに絵とそっくりのタッチなんだろう、誰がこんなに手の込んだ仕事をしたのだろう。と不思議に思っていると「レタリング=堀内誠一」の文字。あ〜!!!そうだったのかぁ。
ほんとうに彼は感動をあたえてくれるひとだ。
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ぐるんぱの ようちえん
あらすじ 汚くて、臭い。泣いてばかりで何もしない象 ぐるんぱを、みかねたほかの象たちが社会に送り出す。一生懸命働いても不器用でクビになってばかり。けれども最後には幼稚園経営という天職を得る。 絵:堀内 誠一
他サイトでのあらすじはもっとほのぼのしてます(笑)
参考サイト → Amazon.co.jp
ホリウチグリーン
青みがかった緑、黄みがかった緑、淡い緑、深緑。堀内誠一の緑が泣けるほど美しい一冊。私はひそかにこの緑を、ホリウチグリーンと呼んで愛している。ぐるんぱが転職を繰り返す菓子屋・陶器工房・靴屋・ピアノ工場・自動車工場、それぞれが色彩豊かで物語に劣らずリズム感があるが、何と言ってもジャングルの緑には心をうばわれる。主人公がグレーで、とても大きな象という設定であるため、全体が暗い印象になってもおかしくない。しかし透明感あふれる(緑を基調とする)色彩がたまらなく幸福な気もちにしてくれる。
脇役もよく、特に陶器作家のさーさんのひげヅラは何とも言えずユーモラス。また、さーさんのつくる陶器や飼い猫の色使いは見ているだけで楽しい。
堀内誠一について
100冊以上の名作絵本や挿し絵を描いた、大好きな絵本作家だったが、「アンアン」「ポパイ」のタイトルロゴデザインやアートディレクターでもあったことを知りびっくり。デザイン・文章・写真、何でもこなした天才であった。→ 雑誌づくりの決定的瞬間 堀内誠一の仕事







